二晩経って。

この頃、心の余裕が保てない。
あの人が近すぎる。それなのに障害が多すぎて、近付くことが出来ない。


「君と居るだけで幸せだ」とは言うものの。
いろいろな関係をずっと眺めているととても滅入る。
客観的に見れるならまだしも主観でしか見てないから、苛々することこの上なしですよ。


「自分は自分でしかない。だから私のペースで行けば良い」と言い聞かせながら騙し騙し進むものの、
あの人の反応は芳しくないどころの話じゃない。
判らないなぁ。私はどうしてここまでするんだろう。


あの人がまだ私のことを嫌ってはいないからまだしも、結構際どい部分を歩いている気がする。
「私が嫌って言っても君は来るんでしょ?」と言う言葉を容認だと勘違いしたとしても、
私は何をしているんだろう?


好きだと言うことももちろんだけど、あの約束したからなのかな。
「君を好きでいるし、絶対に味方で居る」って約束。
期限が一応付いているし、これも一応、理由になっているんだろうか?
あとは私があの人を諦めることによってあの人に影響がないか心配ってことかな。
そこまで私は大それた存在じゃないとは知っているけど、
あの人は人に嫌われるのを極端に恐れている人だし、感情を上辺か、本心か、見抜けないしなぁ。
判らない、判らないけど、なんだか怖いんだよなぁ。好きじゃなくなるってのが。


結局、そうだ。好きじゃなくなるのが怖いんだろう。
あの人の笑顔を見れば嬉しくなるし、泣き顔を見れば悲しくなる。
困っていたら力になりたいと思うし、嬉しそうな顔をしてるとこっちまで嬉しくなる。
あの人と居ると時間に色が付く。本当に今まで生きてきた中で一番幸せに過ごせる人なんだよ。
だから、好きじゃなくなるのが怖いんだ。幸せが消えるのが怖い。


砂浜に立てた砂の城を終の住まいに出来ないように、
気持ちの土と想いの太陽だけじゃ、木も育たないよなぁ。


次のあの人の誕生日まで様子を見てみよう。
すぐそこの日付だけど、それで何もなかったら諦めよう。
プレゼント、受け取ってくれるだろうか?