夢。

あの人と関わっていると、夢みたいに唐突に物事が起きる。
まるで竜巻のように周りを吹き上げていって、
過ぎ去ったとたん全部落としてしまうみたいに。


関わるときの幸福感と、いつものこの状況の差が怖い。
夜の光や、空や、窓や、風や、机や、マグカップすら、
幸せの一部になってしまう、あの人が怖い。


幸せが消えていく。いや、普通になっていく。
構わないんだよ。今だって充分幸せなんだ。
でも、怖いんだ。消えていく音が、色が怖いんだ。


望んでも、手に入らないこととは承知してる。
でも、望んでしまう。ぎゅっと抱きしめて、その幸せを離したくなくなってしまう。


さて、落ち着いてきた。
しかし、そうか。私は怖がっているんだなぁ。
これは恐怖なんだ。だから、こんなに落ち着かないのか。


訳のわからない状況と戦うより、気持ちを理解した上で向き合うほうが楽だ。
判ったら、眠くなってきた。

ρ-〜)ノ バイバイ