あの人。

そういえば、この頃、あの人のことは思い出しません。
でも、こうやってここで書いてると思い出してしまいますね。
それもそれなのかな。と思ってますけど。


ふむ、あの人の場合はもう失恋じゃなかったから。
とっくに終わってた恋愛がまったく違うものに変化しているのに続けていただけ。
恋人ではないし、友人ですらない。以上でもないし、以下でもないし。未満でもない。
あの人はかなり親しい友人としてみていたみたいだけど、
私に恋愛感情があるって判っていて、それをしっかり確かめながら利用していたのなら、
やっぱり友達じゃないんだと思うし。
私としてはそれだけでも良かった、ってずっと思ってたけど、やっぱりそれってだめだろうな。


あの人とこの関係をずっと続けていれば、もしかしたら幸せになれたのかも。
でもその可能性って無いに等しいし、きっとあの人は辛いときだけ私に来るだけだろうし。
一時期はおじいちゃんになっても付き合いがあれば、もしかしたら一緒に入れるかもなぁ。
とは思ったけど、それだけしか選択肢が思いつかなかったしなぁ。
一生、ついて行けるか?って聞かれたら、無理と答えるしかないからねぇ。


思い返しても、不思議なぐらい未練は無いな。
新しい恋が出来ることを知ったからか、それとも充分に好きと伝えたからか。
あの人がさよならと告げたからか。
もし、あの人とまた関われることになったとしても、あの人、結婚してそうだわぁ。
残念だけど、あの人に盲目じゃなくなってしまってる。


あの人は幸せになれば良いとおもう。
でも、こう言う風に考えてるときってやっぱり他人事だ。
もうあの人は他人。好きだった人。
悲しいし、切ないような気がする。
はぁ、さらなる新しい恋は出来るかしら?
そもそも友達が作れるかしら?
減ったからなぁ。


うー、高望みだけど、出来れば恋をされてみたい。
はぁ、どんな感じなんだろうなぁ。
付き合うときの苦しみと楽しさが判らなければ、相談も理解できんし、小説にも書けん。


出来れば、恋はしたくないな。
応援して失恋とか・・・まぁ、それはよくある話しだな。うん。
あの人みたいに長いスタンスで挑まなくちゃいけないのに勝ち目が無い勝負はこりごりだ。