今までにないほどの涙腺の緩さ。

ここまで涙が出るなんてな。いったいどうしたんだろう?


「ラストショウ」と言う舞台が放送されていたので録画していたものを見ました。
ここからねたばれ。



一言で言えば、頭のおかしい男たちの騒動。
夢しか見えてない男。
理想を走る男
愛の表現が変わっている男。
愛することが出来なかった男。


何よりも怖いのが私には肯定は出来ないが理解、または想像が出来る思想ばかりだと言うこと。
父親である前に、一人の妻を愛した男にとって息子は妻を奪った男でしかない。
理想を走る男は死すらも省みない夢に満ちている。
愛の表現が他と違う方向に言ってしまった男は行為さえ見なければ、優しい男で。
夢しか見えてない男は打ちのめされてしまう。


「このまま死んでしまうこの子が可哀想で、とても可愛くて、でもみんな飼えないから、私は」
「生まれてこなければ良かった」
「――が生まれてこなければ良かったんだよ」


どんな復讐の念に駆られれば、無慈悲にあのお腹を殴れるんだろう?
どうして好きな人を苦しめてもいいと思えるんだろう?
何故、愛せるんだろう?何故、素直に消えることが出来るんだろう?


一言で言えば、頭のおかしい男たちの騒動。
もう一言足すのならば、母親の愛情の深さ。



全部見ないと、いや全部見ても苛々するストーリーだった。
でも、見てよかったと思う。